845アプリのダウンロードはこちら ※近日公開予定

日本酒の「ランク」って何?

初心者でもわかる!やさしい等級&グレードの話

「純米?吟醸?大吟醸?なんかいろいろ書いてあるけど、よくわからない…」
「ランクが高い日本酒って、やっぱり高いし美味しいの?」

日本酒を選ぼうとラベルを見てみると、いろんな言葉が並んでいて混乱したこと、ありませんか?
特に「純米大吟醸」や「特別本醸造」など、初めて見る言葉に戸惑う方も多いはず。

実はそれ、日本酒の“ランク”=等級やグレードを表しているんです。
でも心配しないでください。この記事では、日本酒初心者にもわかりやすく、ランクの違いや選び方のコツをやさしく解説します。

これを読めば、ラベルの意味がわかって、あなたにぴったりの日本酒が選べるようになりますよ。


■ 日本酒の「ランク」は、どう決まるの?

日本酒のランクには、法律で定められた**「特定名称酒(とくていめいしょうしゅ)」という分類**があります。
これは、お米の精米歩合(削る割合)や、原料、製法によって決まる、いわば“酒の肩書き”のようなものです。

ざっくり言うと、**精米歩合が低いほど高級(ランクが上)**とされています。


■ 日本酒ランク一覧(特定名称酒)

ランク名精米歩合の目安原料特徴
純米大吟醸酒50%以下米・米こうじのみ香り華やか、繊細でフルーティー
大吟醸酒50%以下米・米こうじ+醸造アルコール香り高く、キレがある
純米吟醸酒60%以下米・米こうじのみ香りとコクのバランス◎
吟醸酒60%以下米・米こうじ+醸造アルコールすっきり軽やか、飲みやすい
特別純米酒60%以下または特別な製法米・米こうじのみ旨味と香りがしっかり
特別本醸造酒70%以下または特別な製法米・米こうじ+少量の醸造アルコール軽快で食中酒に◎
純米酒規定なし米・米こうじのみ米の旨味が濃く、どっしり
本醸造酒70%以下米・米こうじ+醸造アルコールキレがあり、リーズナブル

※精米歩合とは、お米をどれだけ削ったかの割合(例:50%=半分まで削って使用)


■ 「純米」と「吟醸」の違いを理解すればOK!

初心者はまず、「純米」と「吟醸」の違いを理解するとスッキリします。

  • 純米系(純米酒・純米吟醸・純米大吟醸)
    → 原料は米と水だけ。自然で米本来の味わいが魅力。
  • 吟醸系(吟醸酒・大吟醸・本醸造)
    → 醸造アルコールを加えることで、すっきりした飲み口や香りが引き立つ。

「どっしり系」が好きなら純米系、「すっきり系」が好きなら吟醸系、
と覚えると選びやすくなります。


■ 高ランク=高級だけど、初心者に合うとは限らない

よくある誤解が、「ランクが高い=初心者向けで飲みやすい」というイメージ。
実はそうとも限りません。

たとえば、純米大吟醸は香りが華やかで繊細ですが、
「お米っぽいどっしり感がほしい」という人には少し物足りなく感じることも。

逆に、本醸造や特別本醸造は、すっきりして飲みやすいため、
ライトに楽しみたい初心者にはぴったりの場合もあります。

つまり、“高ランク=自分好み”とは限らないんです。


■ シーン別!おすすめ日本酒ランクの選び方

◎ おしゃれに乾杯したいとき

純米大吟醸 or 大吟醸(香り重視)

  • ワイングラスで冷やして飲むと◎
  • ディナーやホームパーティーで映える

◎ 食事と一緒にゆっくり飲みたいとき

純米吟醸 or 特別純米

  • 香りと味のバランスがよく、和洋どちらの料理にも合う
  • 冷やしても常温でも美味しい

◎ コスパ重視で毎晩ちょっとずつ

本醸造 or 純米酒

  • 飲みやすく、価格も手頃
  • 燗酒にも向いていて、冬の晩酌にも最適

■ ランクを超える“自分好み”を見つけよう

日本酒には「ランク」というわかりやすい指標がありますが、
最終的には“自分の舌に合うかどうか”がいちばん大切です。

▼ たとえば…

  • 純米大吟醸より、実は「本醸造」のほうが好きだった
  • フルーティーよりも、旨味が強いほうが合っていた
  • ランクではなく“温度”や“香り”が決め手だった

そんな発見があるからこそ、日本酒は楽しいんです。


■ まとめ:ランクを知れば、日本酒はもっと楽しくなる

日本酒のランクは、「選ぶためのヒント」にはなりますが、決してすべてではありません。

初心者にとって大切なのは、

  • ランクにとらわれすぎず
  • 少しずつ違いを楽しみながら
  • 「自分の好き」を見つけていくこと

まずは、気になる銘柄を手に取ってみてください。
ランクの違いを知ることは、あなたと日本酒の距離をぐっと縮めてくれるはずです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です