845アプリのダウンロードはこちら ※近日公開予定

木の香りと日本の風情を楽しむ。「升(ます)」で飲む日本酒の魅力とは?

「最近ちょっと日本酒が気になってきた」
「どうせなら“日本らしい飲み方”を楽しんでみたい」
そんな方におすすめしたいのが、日本酒を**“升(ます)”で飲む**スタイル。

升は、四角い木の容器。
お祭りや神社の奉納酒、テレビの居酒屋シーンなどで見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?
一見、昔ながらの飲み方に見えるかもしれませんが、実は今、若い世代の間でもじわじわ人気が復活中

この記事では、日本酒ビギナーでも気軽に楽しめる「升」の基礎知識と、その魅力、飲み方のコツまでわかりやすく紹介します。


■ そもそも「升(ます)」ってなに?

升とは、本来米や液体を量るための器として使われていた木製の容器。
一合升(約180ml)は、日本酒を1人前で提供する伝統的な単位でもあります。

今では、升は「特別な演出」として飲食店やイベントで使われることが多く、特に日本酒をおしゃれに、そして**“ちょっと非日常”な気分で楽しむためのアイテム**になっています。


■ 升で日本酒を飲むと、なにが良いの?

1. 木の香りがほんのり移る、自然なアロマ効果

升の素材にはヒノキやスギが使われていることが多く、日本酒を注ぐとほんのりと木の香りが広がります
香水のような人工的なものではなく、自然の香りなので、とても癒やされるという声も。

「日本酒って香りがちょっと強くて…」という人でも、木の香りと合わさることで、まろやかに感じられることもあります。


2. 飲んでいる姿がおしゃれ&映える!

SNSでもよく見かける「升に日本酒を注いで、そのまま飲む」スタイル。
とくに最近では、升+ワイングラスの組み合わせも人気です。

升の中にグラスを置き、あふれるほどに注いだお酒が升にもたまる——
そんなスタイルを「もっきり」と言いますが、見た目にもインパクトがあり、写真映えもばっちり。


3. “日本らしさ”を感じる演出ができる

自宅で日本酒を飲むとき、グラスやカップでももちろんOKですが、
ときには升を使って「ちょっと特別な気分」を味わうのもおすすめ。

お花見、年末年始、お祝いごと、ひとり晩酌の日でも。
升を使うだけで、その時間にちょっとした“趣”が生まれます。


■ 初心者におすすめ!升で飲むときの日本酒選び

升で飲むなら、どんな日本酒が合うの?
以下のようなタイプがおすすめです。

◎ フレッシュで香りがやさしい「純米酒」「本醸造」

→ 木の香りとバランスよく調和する
→ 価格帯もリーズナブルで始めやすい

▶ 例:

  • 「八海山」 本醸造(新潟)
  • 「高清水」 純米(秋田)
  • 「菊正宗」 生貯蔵酒(兵庫)

◎ 少し辛口の“スッキリ系”

→ 升の木の香りと相性がよく、キレが気持ちいい!

▶ 例:

  • 「黒松白鹿」 超辛口
  • 「久保田 百寿」

■ 升の種類と選び方

升といっても、実は種類がいろいろあります。

種類特徴初心者へのおすすめ度
一合升(180ml)最も一般的。容量もちょうどよい★★★★☆
ミニ升(90ml)少量で楽しみたいときに便利★★★★★
塗り升(漆塗り)高級感あり。見た目が美しい★★★☆☆
ガラス升モダンな見た目でSNS映え◎★★★★☆

初心者には、ミニ升+お気に入りの日本酒のセットで始めてみるのが気軽でおすすめ。
ネットショップや日本酒専門店でセット販売も増えてきているので、探しやすくなっています。


■ 升を使うときのちょっとしたコツ

  • 飲む前に軽く水で濡らすと、香りがやわらぎ、口当たりがスムーズに
  • 食洗機NGのものが多いので、使用後はぬるま湯でやさしく手洗いが基本
  • ヒノキの香りが強すぎる場合は、数回使用すると落ち着く

また、木の素材はお酒を吸いやすいので、注いだら長く放置しないようにしましょう。


■ こんなシーンで升を使ってみよう

  • おうちでひとり花見酒
    窓辺に桜の花(造花でも◎)、冷やした日本酒を升でくいっと。気分はすっかり風流人!
  • 誕生日や記念日の乾杯に
    グラスじゃなくて升で乾杯。ちょっと粋な演出が喜ばれます。
  • “和”をテーマにしたディナーやパーティー
    お寿司や和風のおつまみを囲んで、升で日本酒。海外の友人にもウケるスタイルです。

■ まとめ:升は、日本酒をもっと自由に楽しむアイテム

升と聞くと「古風」「格式高い」といったイメージを持つかもしれませんが、実はとても親しみやすくて、自由な楽しみ方ができるアイテムです。

  • 木の香りを楽しみたい人に
  • SNS映えを狙いたい人に
  • 日本酒をもっと“体験”として味わいたい人に

升は、そのすべてに応えてくれる、ちょっと特別な器。

もし今夜、日本酒を飲むなら、コップではなく“升”を手にとってみませんか?
そこには、グラスでは味わえない、**日本らしい“空気感”**が詰まっているはずです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です