「日本酒って飲みすぎると体に悪いって本当?」
「ビールやワインより太るって聞いたけど…」
「体にいいとも聞くし、結局どうなの?」
お酒を楽しみたいけれど、健康面が気になる——そんな初心者さんに向けて、今回は「日本酒は体に悪いのか?」というテーマで、正直に、そしてやさしくお話していきます。
結論から言えば、飲み方を間違えなければ、体に悪いどころか“味方”になることもあるんです。
◆ お酒は“適量なら薬、過剰なら毒”
まず基本として、どんなお酒も「適量」なら問題ありません。
逆に、飲みすぎればどんな種類でも体に負担がかかるのは当然のこと。
日本酒はアルコール度数が13〜16%程度と、ビールよりやや高めですが、ウイスキーや焼酎よりは低め。
つまり、度数だけで「体に悪い」と決めるのは早とちりなんです。
◆ 日本酒が体に悪いと言われる理由とは?
① アルコール度数が高く、飲みすぎやすい
日本酒は飲み口がまろやかで、ついスイスイ飲めてしまうのが特徴。
でも、度数はビール(5%前後)の2〜3倍あります。
同じ量を飲んでも、体に入るアルコールは日本酒の方が多いということ。
知らずに飲みすぎてしまうと、肝臓に大きな負担をかけてしまいます。
② カロリーが高め
日本酒はお米からできているので、糖質・カロリーともに比較的高いです。
たとえば、1合(180ml)で約200kcal前後。
これはお茶碗1杯分のごはんに近いカロリーです。
さらに、飲みながら“つまみ”を食べると、あっという間にカロリーオーバーに…。
③ 翌日に残りやすい?
「日本酒は悪酔いする」「翌日つらい」という人もいますが、これは体質や飲み方の問題が大きいです。
- 一気飲み
- 空腹で飲む
- 体調不良のときに飲む
こういった飲み方は、どんなお酒でも翌日に影響します。
◆ でも、実は体にうれしい成分もある!
「体に悪い」イメージがある一方で、日本酒には体にやさしい成分が含まれているのも事実。
✔ アミノ酸が豊富
日本酒は発酵食品なので、アミノ酸や酵素がたっぷり。
アミノ酸は美肌や疲労回復にも関係し、**“飲む美容液”**とも呼ばれます。
✔ 血行を促進して体を温める
とくに燗酒(あたためた日本酒)は、体の内側から温めてくれるので、冷え性や肩こりに悩む人にもおすすめです。
✔ リラックス効果
香り高い日本酒をゆっくり飲む時間は、ストレスを和らげる“癒し”の時間にもなります。
◆ 健康的に楽しむための4つのコツ
「日本酒=体に悪い」という先入観をなくすために、以下のポイントを意識してみましょう。
① 1日1合までを目安に
日本酒の適量は1日1合(180ml)まで。
これを守れば、過剰な負担になることはありません。
② 空腹では飲まない
必ず軽く何か食べてから飲みましょう。
胃や肝臓への負担がぐっと減ります。
③ 水も一緒に飲む
“和らぎ水(やわらぎみず)”と呼ばれるように、日本酒と一緒にお水を飲むのがベスト。
悪酔いや脱水症状を防ぐことができます。
④ 自分に合った日本酒を見つける
香りが強いもの、辛口、甘口など、味の好みは人それぞれ。
「飲みにくい=体に合わない」と感じることもあるので、無理せず好みの一本を見つけることも大切です。
◆ まとめ|「体に悪い」と言われるのは“飲みすぎ”が原因!
- ✅ 日本酒は糖質・アルコール度数がやや高めなので、飲みすぎはNG
- ✅ 体に良い成分(アミノ酸・酵素)も豊富に含まれている
- ✅ 1日1合&和らぎ水で、健康的に楽しめる
- ✅ 自分に合った飲み方・お酒を見つけよう
「体に悪そうだから、日本酒はやめておこうかな…」
そんなふうに思っていたあなたも、ちょっとした工夫で“味方”に変わるお酒だとわかったのではないでしょうか?
大切なのは、お酒との付き合い方。
体にやさしい飲み方で、日本酒のある豊かな時間を楽しんでみてくださいね。
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