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【初心者向け】6号酵母ってなに?“日本酒の味を決める秘密のキャラ”をやさしく解説

「日本酒って、お米と水でできてるんでしょ?」
「“6号酵母”ってラベルに書いてあったけど、なにそれ?」
「酵母で味が変わるの?初心者でも違いがわかる?」

そんなふうに思ったことがある方へ。
この記事では、**「6号酵母(ろくごうこうぼ)」**という、日本酒にとってちょっとマニアックだけど、実はとっても大事なキーワードについて、初心者でもわかるようにやさしく解説します。

日本酒をもっと楽しむために、少しだけ“中の世界”を覗いてみましょう!


◆ そもそも「酵母」って何?日本酒に欠かせない存在

酵母とは、「糖をアルコールに変えてくれる微生物」のこと。
日本酒においては、酵母の働きによって、

  • お酒に「アルコール」が生まれ
  • 「香り」や「味のふくらみ」が決まります

つまり、**酵母は“日本酒の性格を決めるキャラクター”**なんです。


◆ 6号酵母って、どういう酵母?

日本では、品質の安定した酵母を「きょうかい酵母(協会酵母)」として番号管理しています。

番号特徴(ざっくり)
6号柔らかく、すっきり。キレのある味わいが特徴。香りは控えめ
7号バランス型。香りと味のバランスが良く、定番中の定番
9号華やかな香り。大吟醸などによく使われる香り系

**つまり「6号酵母」は、“落ち着いた雰囲気の大人っぽい日本酒”**を生み出してくれる酵母なのです。


◆ 6号酵母の特徴を3つのポイントで整理!

① 香りは控えめ、でも奥ゆかしい

6号酵母を使った日本酒は、パッと開く華やかな香りというより、しっとりと落ち着いた香りが特徴。
たとえるなら、“香水”というより“和室の畳のような心地よさ”。

→「フルーティーすぎるのはちょっと苦手…」という方におすすめ!

② 味わいはスッキリ&シャープ

派手さはないけれど、芯のある味わいとキレの良さが魅力。
食中酒として料理と合わせると、お互いの美味しさを引き立て合います。

→「食事と一緒に飲みたい」「毎日でも飲めそうな一本が欲しい」という方に◎

③ 飲み飽きしにくく、食中酒に最適

6号酵母の日本酒は、主張しすぎないぶん、どんな料理にも寄り添ってくれる懐の深さがあります。

特に和食(焼き魚、煮物、おでんなど)との相性は抜群!


◆ 6号酵母の生みの親は、あの「新政酒造」

6号酵母のルーツは、秋田県の老舗蔵「新政酒造(あらまさしゅぞう)」。

昭和初期に発見されたこの酵母は、「きょうかい6号」として今も全国の酒蔵で使用されています。

ちなみに、現在の新政酒造はこの酵母を“自社酵母”として大切に育てており、伝統と革新の融合を体現する蔵として若い世代にも人気です。


◆ 初心者におすすめ!6号酵母の銘柄3選

① 新政 No.6(秋田・新政酒造)

  • 名前の通り“6号酵母”を象徴する一本
  • ピュアな味とシャープな酸味、ワインのような口当たり
  • シリーズごとに味の違いを楽しめる(X-type、S-typeなど)

※人気商品のため入手困難な場合も!


② 鶴齢(かくれい) 特別純米酒(新潟・青木酒造)

  • 新潟らしい淡麗辛口スタイル
  • キレが良く、どんな料理とも合いやすい
  • ぬる燗にすると旨みがふくらむ!

③ 澤屋まつもと 守破離(京都・松本酒造)

  • 酸味とコクのバランスが良く、モダンな味わい
  • 食事との相性が抜群で、和洋どちらもOK
  • 初心者にも優しい、落ち着いたフルボディ感

◆ どんな人に6号酵母の日本酒はおすすめ?

✔ 派手な香りより、スッキリとした飲み口が好き
✔ 食事と一緒に飲む日本酒を探している
✔ 飲みやすさより「しみじみ旨い」に惹かれる
✔ 大吟醸よりも、純米酒や純米吟醸に興味がある

→そんなあなたには、まさに“6号酵母”がぴったり!


◆ まとめ|6号酵母は「落ち着きとキレのある大人味」

  • ✅ 日本酒の香りや味を決める“酵母”のひとつ
  • ✅ 6号酵母は、スッキリ&控えめな香りが特徴
  • ✅ 食事と合わせやすく、飲み飽きしない
  • ✅ 有名蔵「新政酒造」から生まれた由緒ある酵母
  • ✅ 初心者でも違いを感じやすく、日本酒の奥深さを知る入口に最適

「香りは控えめ。でも、しっかりとした芯がある」
そんな人に出会ったときのような魅力が、6号酵母の日本酒にはあります。

今日の晩酌は、ちょっと落ち着いた“6号酵母の一本”で、静かに日本酒の世界に触れてみませんか?

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