最近、「日本酒をちょっと飲んでみたいな」と思う人が増えてきました。おうちでゆったり晩酌したり、居酒屋で友達と気軽に楽しんだり。そんな中で、よく聞かれるのが「日本酒って太るの?」という疑問。
確かに、お酒を楽しみながらもカロリーや糖質って気になりますよね。特に20代~40代の方にとっては、健康にも気を使いたいお年頃。でも大丈夫、日本酒は「太りやすい」と一概には言えません!
この記事では、日本酒のカロリー・糖質の基本から、注意したい“高カロリーな日本酒の種類”までをわかりやすく解説します。日本酒初心者さんも、これを読めば安心して日本酒をライトに楽しめるはずです!
そもそも日本酒のカロリー・糖質ってどれくらい?
まずは、日本酒の基本的な栄養成分から見てみましょう。
- 日本酒(純米酒)のカロリーは、100mlあたり約103kcal。
- 糖質は、100mlあたり約3.6g〜4.5g。
「え、やっぱりカロリー高い?」と感じるかもしれませんが、他のお酒と比べてみるとイメージが変わります。
お酒の種類 | 100mlあたりのカロリー |
---|---|
日本酒 | 約103kcal |
ビール | 約40kcal |
ワイン | 約73kcal |
焼酎(乙類) | 約146kcal(糖質ゼロ) |
ビールやワインに比べると確かに高めですが、焼酎よりは低カロリー。しかも、日本酒は少量で満足感があるため、飲みすぎなければそこまで気にしなくてOKなんです。
糖質が含まれているのはなぜ?
日本酒にはお米が使われているため、どうしても糖質が含まれます。お米のデンプンを酵母がアルコールに変える「糖化・発酵」の過程で、一部の糖分がアルコールになり、残った糖が“糖質”として日本酒に残ります。
ただし、ここで重要なのは**「糖質=悪」ではない**ということ。
日本酒の糖質はワインよりやや多めですが、一杯(約180ml)程度の量であれば、糖質の摂取量は10g以下。それって、角砂糖にして2〜3個程度。食事の糖質量と比べれば、そこまで気にするほどではないですね。
実は要注意?高カロリーの日本酒の種類
とはいえ、日本酒の中には「高カロリー」な種類もあります。特に以下のような日本酒は、糖分が多く含まれており、カロリーも高くなりがちです。
1. にごり酒
にごり酒は、もろみ(発酵中の米と水の混ざった液体)を粗く濾して作るため、白く濁っています。甘みが強く、口当たりが優しいので初心者にも人気ですが、糖質やカロリーは高め。100mlあたり約120kcalを超えることもあります。
ライトに楽しむには、飲みすぎ注意です!
2. 貴醸酒(きじょうしゅ)
貴醸酒は、仕込み水の一部に日本酒そのものを使うという特別な製法で作られます。とっても濃厚で甘口な味わいが特徴。デザート酒として楽しむ人も多いですが、その分、カロリー・糖質は高水準です。
でも、香りや風味をしっかり楽しめるので「一口だけ」という楽しみ方もおすすめです。
3. 濃醇タイプの熟成酒
熟成酒や古酒と呼ばれる日本酒は、長期間寝かせているため味にコクがあり、糖分も残りやすい傾向があります。濃い味わいが特徴なので、飲みごたえは抜群ですが、こちらもカロリーは高め。
ただし、ゆっくりチビチビ楽しむお酒なので、飲みすぎなければ大丈夫!
カロリー・糖質を抑えて日本酒を楽しむコツ3選!
じゃあ、どうすれば日本酒をライトに楽しめるのか?コツは以下の3つです。
コツ① 飲みやすい「辛口」の日本酒を選ぶ
辛口の日本酒は、糖分が少なくスッキリした味わい。カロリーや糖質も比較的抑えめなので、食中酒としてもピッタリです。
銘柄でいえば、「八海山」「久保田」「獺祭(だっさい) 磨き三割九分」などはスッキリ系で初心者にも飲みやすいと人気です。
コツ② 少量をグラスで楽しむ
日本酒の良さは、香りや旨みを「一口で楽しめる」こと。お猪口(ちょこ)やワイングラスで少しずつ味わえば、飲みすぎ防止にもなります。
「ちょっと飲みたい」「気分転換に一杯だけ」そんな楽しみ方もOK!
コツ③ おつまみとのバランスを意識する
日本酒を飲むときは、糖質や脂質が少なめのおつまみと合わせるのがコツ。
- 枝豆、冷奴、たこわさなどの和風低カロリーつまみ
- お刺身や焼き魚などの高たんぱくつまみ
こうしたメニューと合わせると、トータルの摂取カロリーも抑えられます。
最後に|日本酒は“自分のペースで”楽しむもの
日本酒には、カロリーや糖質があるのは事実。でも、それを気にしすぎて楽しめないのはもったいないですよね。
大切なのは、自分のライフスタイルに合ったペースで、無理なく楽しむこと。
最近では、アルコール度数が低めの日本酒や、糖質オフ・低カロリーをうたった日本酒も登場してきています。コンビニやスーパーでも手軽に手に入るものも増えているので、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください。
「今日はちょっとだけ」「美味しいおつまみと一緒に」「友達と飲み比べ」──
そんなライトな楽しみ方ができるのが、日本酒の魅力です。
カロリーや糖質を知って、うまく付き合えば、日本酒はもっと自由で、おいしい存在になりますよ!
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