みなさんは「日本酒」にどんなイメージを持っていますか?
「渋い」「おじさんが飲むもの」「クセが強そう」…そんな印象を持っている方も多いかもしれません。でも、今、日本酒はもっとカジュアルに、そしておしゃれに楽しむお酒として注目されているんです。特に20〜40代の若い世代の間で、「日本酒って意外と飲みやすい!」という声が増えてきました。
そしてその人気は、海外にも広がりを見せています。
今回は、日本酒の“海外人気”の理由や、先日アメリカで行われたロサンゼルスの日本酒イベントの様子、そして日本酒初心者でも楽しめるカジュアルな楽しみ方をご紹介します。
日本酒が今、世界でウケている理由
実はここ数年、日本酒の輸出量は右肩上がり。アメリカやフランス、シンガポールなど、さまざまな国で人気を集めています。
なかでもアメリカ・ロサンゼルスは、日本酒の“海外人気”を象徴する都市の一つ。おしゃれなレストランやバーで「SAKE」が提供されるのはもちろん、若い世代がSNSで「#sake」を付けて投稿する姿も目立ちます。
なぜ日本酒が海外で人気になっているのでしょうか?
理由のひとつは、その多様性。辛口・甘口、フルーティーな香り、しゅわしゅわした発泡系まで、実は日本酒にはたくさんのバリエーションがあります。海外の人にとって「自分の好みに合った日本酒を見つける楽しみ」があるのです。
さらに、寿司やラーメンなど日本食ブームの影響も大きいです。食事との相性が良く、和食だけでなくイタリアンや中華にも合うとあって、食通たちの間で注目が集まっています。
話題のロサンゼルス日本酒イベントをレポート!
2025年3月、ロサンゼルスの中心部で開かれた**「SAKE in LA 2025」**というイベントをご存じですか?
このイベントは、日本全国から選りすぐりの蔵元が出店し、アメリカの一般客や業界関係者に向けて試飲とプレゼンテーションを行うという、日本酒の“見本市”的なイベントです。
参加者のほとんどは日本酒初心者。会場では、英語の説明POPやカジュアルなグラスが用意され、誰でも気軽に日本酒を楽しめる工夫がされていました。
面白いのは、カクテルスタイルの日本酒が人気だったこと。日本酒に炭酸水やフルーツシロップを加えた「SAKEスプリッツ」などは、特に若い女性に大人気。日本酒の新しい楽しみ方として、海外ではすでに定番になりつつあります。
また、人気蔵元のブースには長蛇の列ができるなど、日本酒が「トレンドドリンク」になっていることを実感できるイベントでした。
初心者でも楽しめる日本酒のはじめ方
「ちょっと興味あるけど、難しそう…」という人のために、ここからは日本酒初心者におすすめの楽しみ方を紹介します。
① まずは「甘口・フルーティー系」からトライ!
最初はアルコール感が控えめで、香りが華やかなものを選ぶのがおすすめ。ラベルに「純米吟醸」や「果実のような香り」と書かれているお酒は、初心者でも飲みやすい傾向があります。
② 冷やしてワイングラスで飲んでみよう
「日本酒=とっくりとおちょこ」ではありません。今はワイングラスで飲む日本酒も人気です。香りが立ちやすく、ちょっとおしゃれな気分に。冷蔵庫でしっかり冷やして飲めば、クセも感じにくくなります。
③ 日本酒カクテルもアリ!
自宅で気軽に作れるのが、日本酒+炭酸水+レモンのカクテル。さっぱりしていて、暑い日やお風呂上がりにもぴったり。居酒屋でも最近は「日本酒ハイボール」などが増えてきていて、カクテル感覚で楽しむ人も増えています。
これからの「日本酒」は、もっと自由でいい
日本酒には「温度で味が変わる」「ラベルの読み方が難しい」など、少しハードルを感じる部分もあります。でもそれは裏を返せば、自分の楽しみ方を自由に作っていいお酒だということ。
事実、ロサンゼルスのイベントでは、誰も“正しい飲み方”なんて気にしていませんでした。お気に入りの味を見つけて、お気に入りのシーンで楽しむ。そんな風に、日本酒はもっと“ライトに”“自分らしく”楽しめる存在になってきています。
まとめ|まずは一杯、気軽に試してみよう
いま、世界中で「日本酒っておもしろい!」という声が高まっています。ロサンゼルスの日本酒イベントのように、海外でもカジュアルに飲まれる時代。そんな今だからこそ、私たち日本人も「もっと自由に、日本酒を楽しんでいい」時代が来ています。
まずはコンビニやスーパーで小瓶を買って、冷やして飲んでみるところから始めてみてはいかがでしょうか?
あなたの暮らしの中に、ちょっとだけ「SAKEのある時間」が加わるだけで、少しリッチで心地よい気分になれるかもしれませんよ。
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