〜初心者にもわかる海外人気と、タイでの意外な需要〜
「最近、なんだか日本酒っておしゃれになってない?」
そんな声がちらほら聞こえるようになりました。
かつては「親父の飲み物」「渋い」などのイメージが強かった日本酒ですが、今、若い世代の間でもじわじわと人気が広がっています。特に、海外ではその人気が急上昇中。この記事では、そんな日本酒の“海外人気”の秘密と、**「タイでの需要」**というちょっと意外なトピックまで、やさしくご紹介します。
日本酒ってそもそもどんなお酒?
まず、日本酒の基本から。
日本酒は、お米と水、麹(こうじ)という微生物の力でつくられる、発酵酒の一種。ワインやビールと同じ“醸造酒”です。
特徴は、その豊かな香りと深い味わい。甘口から辛口まで種類も豊富で、冷やしても温めても楽しめる万能さがあります。
「難しそう」と思われがちですが、最近ではフルーティーで飲みやすいタイプや、スタイリッシュなボトルの銘柄も登場し、初心者でも気軽に手に取りやすくなっています。
なぜ今、海外で日本酒が人気なの?
ここ数年で、日本酒の海外人気が一気に高まりました。その理由はいくつかあります。
まずは、和食ブーム。2013年に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことで、世界中で日本の食文化が注目されました。寿司や天ぷらといった料理が広まり、その“相棒”として日本酒にも関心が集まったのです。
さらに、近年はミシュラン星付きの和食レストランが海外で増えており、そこでは高品質な日本酒が提供されるのが当たり前に。その影響で「日本酒=高級」「日本酒=美味しい」といったイメージが広がりました。
そしてもうひとつ大きな理由が、クラフトや自然派志向のトレンドです。
オーガニックや地元産、手仕事を大切にする流れの中で、日本酒の「地酒(地域ごとの酒蔵)」という文化が再評価されているんです。小さな蔵が丁寧につくる日本酒は、ワイン好きの欧米人の心をくすぐっているのだとか。
実はアツい!タイでの日本酒需要とは?
さて、ここからは少し意外な話。
じつは今、日本酒はタイでの需要が急増しているんです。
「えっ、タイってビールやウイスキーの国じゃないの?」
そう思う方もいるかもしれません。確かに、タイではシンハーやチャーンといったビールが有名で、暑さも手伝って“冷たい炭酸”が好まれる傾向があります。
しかし、ここ数年でバンコクを中心に和食レストランの出店が急増。その多くで日本酒を提供しており、現地のタイ人のみならず、観光客や在住日本人からも支持を集めています。
タイ人の中には、お祝いごとや特別な日の「ちょっといいお酒」として日本酒を選ぶ人も増えてきました。特にフルーティーな香りのある「吟醸酒(ぎんじょうしゅ)」や、やわらかい口当たりの「純米酒(じゅんまいしゅ)」が人気とのこと。
また、健康志向の高まりも影響しているようです。日本酒にはアミノ酸や酵母が含まれており、美肌や腸活に良いとされる研究結果も。特に美容意識の高いタイの女性に、日本酒は“美容ドリンク”としても注目されつつあるのです。
日本酒をもっとカジュアルに楽しもう!
日本酒=難しい、おじさん向け、と思っていた人こそ、ぜひこの機会に日本酒を試してみてください。
最近では、海外人気の影響もあって、国内の酒蔵が「飲みやすさ」や「見た目のデザイン」に力を入れており、初心者向けの日本酒も豊富に出ています。
たとえば、
- フルーツのような香りがする「スパークリング日本酒」
- アイスで楽しむ冷感日本酒
- スタイリッシュな缶入り日本酒 など
おしゃれなパッケージのものも多く、冷蔵庫に1本入れておくだけで“ちょっといい夜”が楽しめます。
また、最近は日本酒バーや利き酒イベントも各地で開催されているので、気軽に試飲してお気に入りの1本を探すのもおすすめです。
最後に:日本酒は、世界とつながる“お酒”
日本酒は、ただのお酒ではありません。
その味や香りに、四季や風土、職人のこだわりがぎゅっと詰まっていて、飲むたびに新しい発見があります。
そして今、日本酒は世界中にファンを広げている。
特にタイでの需要の高まりは、日本酒が「日本人だけのものではなくなってきた」ことを象徴しています。
だからこそ、私たち日本人がまず、日本酒の魅力に触れてみませんか?
ちょっと背伸びして買った1本の日本酒が、あなたの暮らしを、そして世界とのつながりをちょっとだけ豊かにしてくれるかもしれません。
日本酒初心者のあなたに。
まずは、冷蔵庫に1本、置いてみませんか?
きっとその1杯から、新しい世界が広がりますよ。
コメントを残す