「焼き鳥にビールは定番だけど、日本酒とも合うって本当?」
「タレと塩、どっちの焼き鳥にどんな日本酒が合うの?」
そんな焼き鳥好き&日本酒ビギナーのあなたへ――
今回は、居酒屋の定番つまみ「焼き鳥」と日本酒の相性について、部位別・味付け別にわかりやすく紹介していきます。
実は焼き鳥と日本酒の相性は抜群。ポイントさえ押さえれば、晩酌が一気に“通っぽく”なりますよ。
なぜ焼き鳥に日本酒が合うのか?うま味×うま味のマリアージュ
焼き鳥には、鶏肉の脂・タレの甘み・塩のミネラル感など、うま味の要素がたっぷり。
一方、日本酒には**アミノ酸(旨味成分)が豊富に含まれており、この“うま味同士の重なり”**が相性の良さの理由です。
また、日本酒のキレの良さが脂っこさをリセットしてくれるため、何本食べても飲み飽きないのが魅力です。
味付け別で見る焼き鳥×日本酒の基本ペアリング
● 塩味の焼き鳥 × 辛口・すっきり系日本酒
塩焼きの焼き鳥は、素材の味がダイレクトに伝わってくるため、香り控えめでキレのある辛口酒がぴったり。
- 合う酒:純米酒、本醸造、超辛口タイプ
- 合う部位:ねぎま、もも、手羽先、ささみ
おすすめ銘柄:
- 日高見 超辛口純米(宮城)
- 黒龍 いっちょらい(福井)
- 久保田 千寿(新潟)
● タレ味の焼き鳥 × 甘口・まろやか系日本酒
甘辛いタレには、ほんのり甘味やコクのある日本酒が相性抜群。タレの焦げや旨味と、日本酒のやさしさがよく合います。
- 合う酒:純米吟醸、やや甘口タイプ
- 合う部位:つくね、レバー、ぼんじり、皮
おすすめ銘柄:
- 獺祭 純米大吟醸45(山口)
- 一ノ蔵 ひめぜん(宮城)
- 上善如水 純米吟醸(新潟)
部位別に楽しむ!焼き鳥×日本酒ペアリング早見表
焼き鳥の部位 | 味付け | 合う日本酒のタイプ | 理由 |
---|---|---|---|
もも | 塩 | 辛口純米酒 | ジューシーな脂にキレで対抗。食中酒としてベストバランス |
ささみ | 塩 | 軽快な吟醸酒 or スパークリング | 淡白な味わいに爽やかな酒が寄り添う |
つくね | タレ | やや甘口の純米吟醸 | 甘辛タレと酒のまろやかさが絶妙に重なる |
レバー | タレ | コクのある純米酒 | 独特の旨味に深みのある酒がマッチ |
ぼんじり | タレ | 軽く甘口寄りの酒 | 脂とタレに合わせて、飲み口にやさしさが欲しい |
ねぎま | 塩 | 本醸造 or 超辛口純米酒 | ネギの風味と脂にキレのある酒が爽快感をもたらす |
日本酒初心者でも楽しめる“焼き鳥ペア”の選び方3ステップ
ステップ①:まずは味付けで大別
- 塩焼きなら辛口・スッキリ系
- タレ焼きなら甘口・まろやか系
これだけでもぐっと選びやすくなります。
ステップ②:部位の特徴で“軽め or 濃いめ”を判断
- 淡白な部位(ささみ・むね)→ 軽やかで香りがある酒
- コクのある部位(レバー・皮)→ 米の旨味を感じる酒
ステップ③:飲む温度で印象が変わる
- 冷酒(10〜15℃):すっきり、香りが立つ(塩焼き向き)
- ぬる燗(40〜45℃):まろやかさアップ(タレ焼き向き)
器にもこだわると、さらに楽しいですよ!
まとめ:焼き鳥と日本酒は“居酒屋最強コンビ”だった!
焼き鳥と日本酒の相性は、日本が誇る“うま味文化”の真骨頂。
ビールやハイボールもいいけれど、日本酒なら部位や味付けによって楽しみ方が広がるのが大きな魅力です。
- 塩 × 辛口でキレ良く
- タレ × 甘口でまろやかに
- 部位別に合わせれば楽しみ方無限大!
次に焼き鳥を食べるときは、ぜひ日本酒を片手に、自分だけの“最強コンビ”を探してみてください。
居酒屋が、いつもよりちょっと特別な空間に変わるかもしれません。
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