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北海道の推し日本酒②三千櫻酒造~移転後も輝き続ける酒蔵~【地域別蔵元】

1. 雪深い北の地で花開く「三千櫻酒造」

三千櫻酒造は、北海道上川郡東川町に拠点を置く酒蔵です。もともとは岐阜県中津川市で140年以上にわたって酒造りを続けてきましたが、2021年に北海道へ移転。新たな地で再出発を遂げ、北の大地の自然と地域資源を活かした酒造りを展開しています。雪深い東川町の環境が醸し出す酒は、透明感と繊細さが際立つ日本酒として評価されています。

2. 岐阜から北海道へ:三千櫻酒造の歴史

三千櫻酒造は1872年、岐阜県中津川市で創業。長い間地元で親しまれる酒蔵として愛されてきました。しかし、時代の変化や経済環境の影響により、岐阜での酒造りを続けることが困難に。地元産素材へのこだわりを新しい形で追求するため、2021年に北海道東川町への移転を決断しました。

移転後は、大雪山系の良質な水と地域産の酒米を使用した新しい酒造りを開始。岐阜で培った伝統技術と北海道の自然が融合した独自の酒造りが実現しています。

3. 素材と品質に徹底的にこだわる酒造り

三千櫻酒造は、移転後も「良い素材を良い技術で生かす」という理念を守り続けています。仕込み水には大雪山系の軟水を使用し、北海道産の酒米「吟風」や「彗星」を主原料に採用。これにより、北海道の風土を映し出すようなスッキリとした味わいとキレを持つ酒が完成します。

また、小規模酒蔵ならではの手作業による丁寧な酒造りを貫き、1本1本が職人の手によって生まれる高品質な日本酒を提供。毎年の気候や収穫の変化に合わせた微調整が、三千櫻の個性を支えています。

4. 海外市場で注目を集める三千櫻酒造

三千櫻酒造は、海外展開にも積極的に取り組んでいます。特にアメリカやヨーロッパでは、伝統を感じさせる名前と高品質な味わいが評価され、日本酒愛好家の間で人気を博しています。北海道の自然を背景にしたストーリー性も海外市場での強みとなっています。

また、輸出先では地元の食文化に合わせたペアリングを提案し、洋食やデザートとも相性の良い日本酒としての魅力を広げています。

5. 三千櫻を象徴する代表銘柄

  • 三千櫻 純米吟醸 彗星
     北海道産酒米「彗星」を使用した一品。フルーティーな香りとスッキリとした飲み口が特徴で、洋食や軽い料理と相性抜群。
  • 三千櫻 特別純米 吟風
     地元で収穫された酒米「吟風」を用いた特別純米酒。柔らかな口当たりと米の旨味がしっかり感じられる、食中酒として優れたバランス。
  • 三千櫻 無濾過生原酒
     濾過をせずに瓶詰めされた生原酒。力強い味わいと新鮮な香りが特徴で、日本酒ファンにはたまらない一品。

6. 新天地で挑む未来への展望

三千櫻酒造は、北海道移転後もさらに進化を続けています。地域との連携を深め、酒米の栽培から酒造りまでを一貫して行う地産地消モデルを推進。さらに、観光産業との結びつきを強化し、酒蔵見学や試飲イベントを通じて地域活性化にも寄与しています。

また、持続可能な酒造りを目指し、省エネ設備の導入や環境への配慮を進めるとともに、新しい日本酒スタイルの開発にも意欲的。伝統と革新の両立を体現する酒蔵として、国内外でのさらなる飛躍を目指しています。

7. 北海道で花咲く新たな歴史

三千櫻酒造は、岐阜の地で育まれた伝統と技術を北海道で見事に継承し、新たな魅力を加えました。その透明感のある味わいとストーリーは、これからも多くの人々を惹きつけ続けるでしょう。

新天地での挑戦を続ける三千櫻酒造。その一杯を味わいながら、日本酒が紡ぐ歴史と未来に想いを馳せてみませんか?

8.所在地情報

〒071-1402 北海道上川郡東川町西2号北24

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